yoshikame’s blog

世界のサーフポイントを復活させよう

GWサーフトリップin宮崎②

GW宮崎サーフトリップ その弐

宮崎県串間市石波海岸
浜にテトラポットが敷設されている、と話題になっていた石波海岸の様子を見に行った。まずマップを見れば石波海岸はとても広大な砂浜であることが解る。Googleマップを頼りに石波海岸のピンが立っているところまで車を走らせ海岸に出てみると、そのあまりにも広大な砂浜に驚いた。そしてテトラポットを探すものの、その存在を確認できなかった。よく目を凝らし、ようやくそれらしい物を発見した時は、車を停めた場所から浜の中央に向かって150メートル程歩いた場所からだった。恐らく視力2.0の僕にしか見つけられないだろう。それほどこの砂浜は広大だった。
テトラポットの近くまで車を走らせ、石波海岸景観スポットと呼ばれる高台に車を停め、やっとその存在を確認することができた。しかし、海岸へ降りる場所が殆どなく、車道側から海岸を確認することが出来ない。視界を遮るのは立派な防風林。塩害等、無縁と感じさせるような、それはそれは立派な防風林だ。
問題のテトラポットだが、すぐ横の小さな川がテトラポットに添う様に流れてテトラポットを倒してしまっていた。これは風の帰り波で砂がえぐられ、砂が陥没した結果、近くの川から流れてきた水がさらに砂をえぐっていったのだ。波の帰り波で砂をえぐって行くことは海岸工学でよく知られているが、同じ様な現象が風でも起こることはあまり知られていない。こうしてどんどん侵食されていくのだ。さらにこの量のテトラポットならアイソスタシー仮説も影響するのではなかろうか。
あと、気になっていた敷設の理由であるところの「塩害対策」だが、とても理解出来なかった。なぜなら写真でもわかる通り立派な防風林がしっかりとその役割を果たしているように見えるからだ。なにか他の理由があるとしか思えない。それほど不自然な敷設であった。